「SEO対策はしていますか?」というご質問もよくいただきますので、当社の考え方と対応範囲についてご説明いたします。
SEO対策について
WordPressを利用
WordPressはSEOに優れたプラットフォームであり、タイトルタグ、メタディスクリプション、シンプルなURL構造など、SEOの基本的な要素を網羅しています。
トラストラボでは基本的に全てWordoressで構築させていただいております。
コンテンツに基づく対策
お客様から提供された原稿を元に、適切なキーワードの選定と配置を行い、検索エンジンが内容を理解しやすいようにしています。これにより、特定のキーワードに対しての検索結果での表示を向上させています。しかし適切なキーワードの選定というのは難しく、キーワードによっては考え方が1つではありません。ご要望がありましたらそれについてお聞かせください。
検索エンジンのアルゴリズムについて
SEO対策は非常に複雑であり、様々な要素が結果に影響を及ぼします。検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に更新されるため、最新のSEOのトレンドに常に注意を払い、サイトを更新し続ける必要があります。お客様側で更新をしやすくするためにもWoedpressで構築しています。
競合との比較
現代は競合他社も同様のキーワードでSEO対策を行っている可能性が高いです。これを上回るためにはさらに工夫と努力が必要です。
過度なキーワード最適化における低品質
オンページ要素(タイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダー、キーワード密度など)やオフページ要素(バックリンクの質と量)の最適化は重要です。しかし、SEO対策の技術的な側面を過度に優先すると、コンテンツの品質が低下し、最も重要なユーザーに価値を提供する内容でなくなることがあります。したがって、コンテンツの品質を最優先にし、キーワードが自然に組み込まれるよう心掛けることが望ましいと認識しています。
長期戦略の必要性
広告を利用する以外、ある意味SEOは平等です。しかし短期間で結果が出るものではなく、効果を実感するには長期的な取り組みが必要です。
目標の再設定
キーワードが複数ある場合、もしくはビッグキーワードであればあるほど上位にランクすることはかなり難しいです。より現実的な目標に基づいてSEO戦略を見直し、他のマーケティング手法と組み合わせることも考慮すると良いでしょう。(絞り込んだ地域的な要素を入れるなど)
ビジネスプロフィールとコンテンツの考え方
ビジネスプロフィールを充実させた上でWordPressを活用することで多くのSEO対策が行えます。以下の観点でプロフィールを確認します。
- 会社の基本情報:
- 企業名、所在地、連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 創業年、従業員数、代表者名など
- サービス内容の詳細:
- 提供しているサービスの詳細
- 特定の業界やニーズに特化したサービスがあれば、それも具体的に記述
- 過去の実績とケーススタディ:
- 成功事例やプロジェクトの概要
- 実際に提供したソリューションとその成果
- クライアントの証言や推薦の声
- 差別化要因:
- 競合と比較しての優位性や独自性
- 顧客にとってのメリットや利点
- コンテンツの質と更新頻度:
- 高品質で読者に価値を提供するコンテンツの作成
- 定期的な更新と新しい情報の追加
さらに効果を高めるために
- ブログやニュースセクションの活用:
- 業界の動向、最新技術、プロジェクトのアップデートなど、定期的に関連するコンテンツを公開することで、ウェブサイトを更新し続け、訪問者の関心を引き続けることができます。
- これはGoogleに対してあなたのサイトが現在稼働中であり、関連性が高いことを示す一因となります。
- ソーシャルメディアとの連携:
- ウェブサイトのコンテンツをソーシャルメディア(インスタ・Youtube・LINE・X・FBなど)で共有し、より広い範囲にリーチすることができます。
- SNSもSEOに間接的な影響を与えるとされています。積極的な活用が望まれます。
- モバイル対応の最適化:
- スマホが当たり前になった今、モバイルデバイスでの表示が重要視されています。
- WordPressテーマが完全にレスポンシブであること、またはAMP(Accelerated Mobile Pages)を導入することで、モバイルユーザーの体験を向上させることができます。
※AMP対応はオプションで対応いたします。
- ローカルSEOの強化:
- 地域に基づいたビジネスであれば、Googleマイビジネスの登録やローカルキーワードの最適化(例えば地域名を入れるなど)を行うことで、地域内での検索結果の順位を向上させることができます。
- ウェブサイトの速度とパフォーマンスの最適化:
- 画像の圧縮、キャッシュの利用、不要なプラグインの削除などを通じて、ローディング時間を短縮します。(使わないプラグインはなるべくインストールしないようにしています)(キャッシュプラグインは動作不良をよく起こすことが宝庫国されておりそのためケースバイケースにて対応しています。)
- ウェブサイトの速度はユーザー体験に直結し、SEOのランキング要因ともなっています。
SEOの歴史
時代 | SEOの概要 | トラストラボの振り返り |
---|---|---|
SEOの初期 (1990年代後半から2000年代初頭) | この時期、SEOは非常に基本的な形で存在しており、HTMLとCSSを使用したシンプルなウェブサイト構築が主流でした。 キーワードのメタタグ挿入、タイトルタグの最適化、H1からH3のような見出しタグの重要性が認識されていました。 検索エンジンのアルゴリズムが単純だったため、これらの基本的な技術で検索結果に良い位置を確保することが可能でした。 | このころから子育てをしながら趣味や実益を兼ねてウェブサイトを制作し始めました。 SEOという言葉が出始めたころです。 まだ競合がキーワードを入れるだけでかなり高確度の反応があったことを覚えています。 |
SEOとリスティング広告の台頭 (2000年代) | Google AdWords(現Google Ads)のようなリスティング広告が登場し、瞬間的なトラフィック増加とブランド認知度の向上が可能になりましたが、予算が限られている中小企業にとってはコストが高く感じられることが多かったです。 SEOはより複雑になり、コンテンツの質やリンクの質が重要視されるようになりました。 | ウェブサイトが一般的になった時代で作成しただけでは特に効果を感じにくくなってきました。 地方の中小企業は、特にその傾向が強く、強みとなるべきキーワードが競合の中でうまく機能していない場合、売上げへの直接的な効果に繋がりにくくなりました。 リスティング広告が登場しましたが、クリックはされるものの大きな効果は見られず、結果的にはコンテンツの質で勝負しなければならない時代が来ていることが明らかになっていったと感じています。 |
WordPressとSEOの親和性 (2000年代中盤以降) | WordPressが広く使われるようになりその機能によって、SEO対策が自然と行えるようになりました。(URL構造:パーマリンク・メタタイトルやメタディスクリプション・比較的シンプルなHTMLコードを出力・モバイル対応・コンテンツ管理のしやすさ・サイトの速度とパフォーマンスの最適化) | お客様からの明示がない限りトラストラボでの構築方法はSEOに有利なWordPress一択にすることにしました。併せてスマホレスポンシブも取り入れました。 |
現代のSEO (2010年代から現在) | モバイル対応、ユーザー体験(UX)、ページの速度などがSEOのランキング要因として非常に重要になってきました。 ソーシャルメディアの統合、ローカルSEO、音声検索への最適化など、新しい領域がSEO戦略に含まれるようになりました。 | 複雑化するWordPressテーマのカスタマイズはメリットにならないと考え、なるべく元テーマにそったシンプルな構築を心がけるようになりました。 |
AI の発展 | GoogleのランキングアルゴリズムにAIを活用することで、より複雑で洗練された検索結果が可能になっています。(例えば、Googleの「RankBrain」は機械学習を使用してユーザーの検索意図を理解し、それに基づいて最も関連性の高い結果を表示します。) AI技術はコンテンツの質を判断するためにも使用されており、キーワードの単純な詰め込みではなく、テキストの全体的なトピックや文脈が評価されるようになりました。これにより、よりリッチで情報的なコンテンツが検索エンジンに評価されやすくなっています。 AIはウェブサイトのユーザー行動を分析するのにも使われ、どのようなコンテンツがユーザーに価値を生むかがSEOにも影響します。 | そのほか 自動化と効率化も進んでおり AIツールを使ってより戦略的な決定ができる時代へとい進んでいます。 AIについてはまだ勉強中ですがトラストラボではG検定を取得しました。今後もフォーカスし時代に合わせたウェブサイトを構築してまいりたいと考えています。 |
SEOだけに依存したウェブ戦略の限界について
地方の中小企業にとって、SEOだけに依存したウェブ戦略は限界があると考えています。実際のビジネスではWeb サイトの などのデジタル媒体も重要ですが加えて効果のために以下のような戦略も合わせて取り組まれると良いと考えています。
地域連携
- 地元のイベントへの参加や地域社会への貢献を通じて、ブランドの認知度を高める。これにより、顧客との信頼関係を築き、口コミでの宣伝が期待できます。
リアルでのネットワーキング
- 業界内外のイベント、商工会議所の会合、地域ビジネスグループへの参加などを通じて、人脈を広げる。これらの関係は、新しいビジネスチャンスを生み出すことが多いです。
顧客サービスの強化
- 顧客との直接的なコミュニケーションを大切にし、高品質なサービスを提供することで、リピーターを増やし、長期的な顧客関係を構築する。
地域密着型のマーケティング
- 地域に特化したコンテンツをウェブサイトやソーシャルメディアに投稿することで、地元の顧客にリーチする。地域の祭りやイベントを取り上げるブログ記事や、地元の問題に対する企業の取り組みを紹介することで、地元住民とのつながりを深める。
デジタルツールを活用した顧客管理
- CRM(顧客関係管理)システムの導入により、顧客との各接点で収集したデータを活用して、パーソナライズされたコミュニケーションを行う。
これらの戦略は、デジタルとリアルの世界を組み合わせることで、中小企業が競争に勝ち抜くための基盤を強化します。実際のビジネスにおいては、ウェブサイトでのSEO対策を行うことも大切ですが、地域に根ざした活動や人脈形成がビジネス成功の鍵となることが多いと思います。
トラストラボで考えるSEO的な対応範囲
行うこと
- WordPressで構築:デジタル的なアプローチをします。(プラグイン含む)
- ヒヤリングやご提供原稿に基づいたビジネスプロフィール:その中でキーワードを選定しながらコンテンツを制作します。
- それが魅力や強みになりうる「個性」や「固有のもの」を尊重:あくまでお客様の事業本質に沿った文脈重視のコンテンツが価値あるものと考えています。
行わないこと
- キーワードの詰め込み:意味がないばかりか低品質とみなされると考えています。
- リスティング広告:やみくもに行うリスティング広告はお勧めしていません。中小企業や小規模事業者さまにとってはリアルな営業やマーケティングが価値あるものと考えます。
ご不明点はお問い合わせください。長文お読みいただきありがとうございました。
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